トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談が15日(日本時間16日未明)、米アラスカ州アンカレジの米軍基地で始まった。米ロ首脳の対面での会談は、ロシアによる2022年2月のウクライナ全面侵攻の開始以降初めてで、21年6月以来となる。停戦に向けた進展が得られるかが焦点となる。
会談場所はエルメンドルフ・リチャードソン統合基地。トランプ氏とプーチン氏は現地時間午前11時(日本時間16日午前4時)ごろ、相次いで基地内の空港に到着した。レッドカーペット上で出迎えたトランプ氏にプーチン氏は歩み寄り、10秒ほど固く握手をした。互いに言葉を交わし、笑顔をみせる場面もあった。報道陣による撮影には応じたが質問には答えず、同じ車に乗って会談場所へと向かった。
米ホワイトハウスのレビット報道官によると、当初予定されていた1対1での会談は、3対3に変更された。米側はルビオ国務長官とウィトコフ特使が加わるという。ロシア国営タス通信によると、ロシア側はラブロフ外相とウシャコフ大統領補佐官が同席する。
拡大会合や昼食会にはベッセント財務長官やラトニック商務長官、ヘグセス国防長官らも参加し、その後に米ロ首脳による共同記者会見が開かれる予定だ。
ロシアのペスコフ大統領報道…